• セキュリティ情報
  • 2020.09.07

エアコンや冷蔵庫などもネットに繋がる時代。安全な製品の選び方は?

IPA(情報処理推進機構)は8月27日、「ネット接続製品の安全な選定・利用ガイド」を公開しました。

パソコンやスマートフォンだけでなく、インターネット接続機能のついたテレビやエアコン、ロボット掃除機、玩具など、サイバー攻撃を受けるリスクのある全ての製品についてと、より安全な製品を選び安全に利用するためのポイントがまとめられています。

ガイドの内容

インターネットやホームネットワークにつながる下記のような製品が、ガイドブックの対象となります。

  • ネットワーク家電(ブルーレイレコーダー、テレビ、エアコン、ロボット掃除機等)
  • プリンタ
  • ルータ
  • ネットワークカメラ
  • 玩具、ゲーム機
  • スマートフォンやパソコンのアプリケーション など

デザインや性能、価格だけで選んでいませんか?

「選定ガイド」では、製品購入前に気を付けるべきポイントがまとめられています。

  1. アップデート機能がありますか?
  2. 製品のセキュリティに関する最新情報がウェブサイトに掲載されていますか?
  3. 問い合わせ先がありますか?
  4. 製品のセキュリティ方針について記載がありますか?
  5. 製品のセキュリティ機能や設定について具体的な記載がありますか?
  6. サポート情報について記載がありますか?
  7. 製品を廃棄するとき購入時の状態に戻せますか?

ネット接続製品の安全な選定ガイド
https://www.ipa.go.jp/files/000085148.pdf

購入した製品をそのまま使い続けていませんか?

「利用ガイド」では、製品購入後に気を付けるべきポイントがまとめられています。

  1. アカウント設定がある製品は購入したら、すぐにパスワードの変更などセキュリティの設定を実施していますか?
  2. 製品メーカーのウェブサイトを確認して定期的にアップデートしていますか?
  3. セキュリティのサポートが終了した製品を利用していませんか?
  4. パスワード以外に、提供されたセキュリティ機能を使用していますか?
  5. 不慮の事故に備えて、バックアップや設定内容の記録を取っていますか?
  6. 使わなくなった製品は、ネットから切り離していますか?
  7. 製品を廃棄する場合には購入時の状態に戻しましたか?

ネット接続製品の安全な利用ガイド
https://www.ipa.go.jp/files/000085150.pdf

製品開発者向けガイド

IPAは消費者向けガイド公開と同時に、製品開発時に必要なセキュリティ対策項目をまとめた「脆弱性対処に向けた製品開発者向けガイド」も公開しました。

このガイドブックには、セキュリティ対策の方法やチェックリストなどの他に「一般消費者に開示すべき項目一覧」も記載されています。これは「選定・利用ガイド」と対をなす内容となっており、製品開発者がセキュリティ対策の取り組み内容を開示することで、消費者がその情報を確認できるようになり、その結果、セキュリティが確保された製品の評価が向上すると考えられています。

まとめ

 世の中のあらゆる分野にIoT(モノのインターネット)が広がり始めています。言い換えると、世の中のあらゆる場面にサイバー攻撃の危険性があるということになります。
 例えば、インターネット経由で冷蔵庫の温度を調節する機能がハッキングされれば、冷蔵庫を勝手に停止させられて保存していた食べ物が台無しになるかもしれません。照明機器や給湯器の使用状況などが盗まれれば、生活状況から家の不在時間帯が割り出されて犯罪に使われる可能性もありますし、監視カメラの映像が勝手に公開されたり、改ざんされることもあるかもしれません。もちろん、各家電やゲーム機などに登録した個人情報や機密情報の流出も注意が必要です。

 このようなリスクを少しでも回避するため、インターネットにつながる製品を選ぶ際や使う際にはガイドを参照するようにしましょう。ガイドに沿った製品を私たちが積極的に選ぶことで、製品を作る側も積極的なセキュリティ対策が求められるようになり、その結果として、市場全体のセキュリティ対策が進んでいくことを期待しましょう。
 

参考サイト:
https://www.ipa.go.jp/about/press/20200827.html
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/notice/guideforconsumer.html
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/notice/guideforvendor.html

※本記事は掲載時点の情報であり、最新の情報とは異なる場合があります。予めご了承ください。

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