AIは「作る」より「使う」!? 学習済みクラウドAIについて

近年、高度な判断・認識・予測等が可能となり、AIの活用が飛躍的な発展を見せています。AIの導入を考えている企業も増えていることでしょう。
しかし、AIも最初は赤ん坊のように無垢で無知のため、質の良い大量の学習データを用意する必要があります。それにはマシンラーニング、ディープラーニングに関する専門的知識が必要不可欠で、AI構築のための人手不足だったり企業間での人材格差が起きているのが現状です。

そこで注目されているのが「学習済みクラウドAI」です。

学習済みクラウドAIのメリット

「学習済みクラウドAI」は、汎用的な機械学習モデルをクラウドサービス事業者がAPIで提供するサービスのことです。
これにより、ユーザー企業は機械学習をさせるための基盤構築の手間を省いて、AIを活用したシステムを開発することができます。 自然言語処理の学習済みクラウドAIを例に取ると、テキストデータの意図を推定したり、応答に必要な情報をテキストから抽出したりする機能をAPI経由で利用することができ、会話内容に応じた処理を実行するスマートスピーカーや、AIチャットボットなどのシステムを手軽に作ることができます。

AIの現状

既にAmazon、Microsoft、Googleといった大手主要クラウドサービスでは、音声認識、自動翻訳、自然言語処理、画像認識、動画認識/動画分析といったユーザーの利用頻度が高いAIがひと通りそろっています。
また、ユーザーが10枚程度の画像をアップロードすることで、各ユーザーのニーズに合わせたオリジナルの画像認識AIを作成することができるサービスもできるようです。今後、学習済みクラウドAIを利用する動きが活発化し、より一層AIが身近な存在になってくることが予想されます。

私たちは「どうやってAIを作るか」よりも「いかにAIを活用するか」を考えていかなければならないでしょう。