• 技術情報
  • 2018.03.20

今注目されるFast IDentity Onlineとは?

近年、パスワードに変わる新しい認証技術として「FIDO(Fast IDentity Online:素早いオンライン認証)」が注目されています。標準化団体「FIDOアライアンス」により策定された認証技術のことを指し、生体認証やジェスチャー認証がこれに含まれます。簡単に言えば「パスワードに依存しない認証方式」です。

FIDOの特徴として、以下のようなことが挙げられます。

パスワード管理が無くなる

従来面倒だったパスワード管理が無くなります。生体認証等を用いるのでユーザーはパスワードを記憶しておく必要はなく、「パスワードを忘れてしまう」というような問題も無くなります。また、多くのユーザーが、本来非推奨であるパスワードの使いまわしをしているのが現状ですが、そういった問題も解消されます。

認証過程でサーバーとの通信が発生しない

FIDOが従来のパスワード認証と最も異なる点が「サーバーとの通信が発生しない」ことです。従来のパスワードを用いたオンライン認証では、パスワードをサーバーに送信するため、パスワード情報漏洩などのセキュリティ被害が考えられました。FIDO認証では、サーバーには一切の個人情報を送らず認証処理が端末側で完結するため、ログイン情報の漏洩といった心配が一切ありません。

 

上記のような点から、FIDOを利用することで、パスワード入力の手間が無くなるだけでなく、セキュリティリスクを大幅に低減することが期待できます。

 

FIDOを策定する団体「FIDOアライアンス」に加盟する企業は多く、国内ではソフトバンクやNTTといった大手企業が加盟しており、今後ますますFIDOは盛り上がりを見せることと思われます。近い将来、FIDOの普及が進めば、「パスワードは古い」と言われる時代が来るかもしれません。